絵本や児童書を体育館に平置きし、子どもたちが実際に手にとり中を確かめ「学校の図書室にあったらいいな」と思う本を選び、その声を図書室の書籍購入に反映させる活動「選書会」。
110社の出版社にご協力いただき、サンプル本を約900冊用意。
自分が選んだ本が図書室に入るという喜びはもちろんですが、約900冊ものさまざまな本を、実際に手に取って見ることができることに、子どもたちは目を輝かせて真剣に選んでいます。
2000年6月、高知市立長浜小学校で実施してから、14年間・高知県内120校の小中学校で取り組んでいただける人気行事となっています。

選書会・6つの喜び

本との出会いの場ができる。
子どもたちの希望が反映された購入図書のリストができる。
図書室に来なかった子どもが、図書室に足を運ぶようになる。
選書会で選ばれた本は、常に貸し出し状態となる。
図書室に活気が生まれる。
本が嫌いだった子どもが、本を好きになる。

選書会基本プログラム

学年ごとに、1時間（小学校45分・中学校50分）の授業を使って本選びをします。学校の規模にもよりますが、基本小学校では6時間、中学校では3時間かけて、子どもたちが読みたい本を選びます。（時間配分は変更可能）

【45分授業の場合】
1） 15分…読み聞かせ・本の紹介
2） 15分…本選び・投票
3） 5分…読み聞かせ

豊富なラインナップ

本活動の主旨に賛同いただいた110社もの出版社の協力と、コッコ･サンで用意したサンプル本・約900冊を自由に見ていただけます。

・カタログ見本の本だけではありません。
・約900冊の本は毎年更新いたします。
・すべての分類の本が揃っており、子どもたちのさまざまな
興味関心にお応えします。
・毎年「宇宙」「平和」「震災」「命」「絆」など時世に応じたテーマを
設け、それに沿った特集を用意しています。

お家の方にも知ってもらう

子どもたちが選んだ本3冊リストは子どもたち各々も、お家の方に見ていただきます。
選書会の取組みの趣旨と、学校図書室の本質を保護者の皆さまに共有していただく、また、より良い学校図書室づくりにつながる「気づき」の導きをつくります。

読み聞かせ＆ブックトーク

子ども参加型の読み聞かせ＆ブックトークを各学年毎に行い、子どもたちの本に対する興味・関心を引き出します。

心をこめてラインナップしています

その年、話題になっている本・新刊をコッコ･サンスタッフが自ら選び、それぞれの学年にあった本をご紹介しています。

子どもたちの「読みたい」がわかる

子ども1人につき、3冊投票します。
全校の投票を集計し、購入参考資料を作成します。

子どもたちや先生からの感想

ぼくは本を読むのがめんどうだから好きじゃないけと、
選書会をして、ちょっと興味がわいてきた。来年もやりたい。

（「戦争で傷ついた人々」を選んだ小5男子）

体の中にあるものが分かる本を持ってきてくれてありがとう。
友達を叩かれんと思いました。

（人体絵本を見て　小2男子）

これまで本はあまり好きじゃなかったけど、今日たくさん本を知れたことによって少し本に興味を持つことができました。
これをきかいに本をどんどん読んでいきたいです。

（中3男子）

中学校に入って勉強が忙しくなり、本を読む機会が少なくなったけれど、選書会をしたことで本をとても読みたいという気持ちにさせてくれました。

（中2女子）

今日は、ありがとうございました。
すてきな本ばかりで、一日中見ていたいと思いました。
こんな選書会は初めてでした。

（小学校教諭）

コッコ・サン「選書会」生い立ち

ある小学校へ、コッコ・サンが「読み聞かせ」のボランティアに訪問した時のこと。
その小学校の図書室には活気がありませんでした。
本の貸し出しも少なく、新しく入れた本も貸し出しの動きがないように見えました。
そこで、「子どもたちに好きな本を選んでもらおう！」とひらめき始めたのが
コッコ・サンの選書会です。

選書会の開催希望、費用などに関しましては

「コッコ・サン」までお気軽にお問い合わせください。

コッコ・サン

図書スペースコーディネート

学校図書室のコーディネートもおまかせください。

子どもたちの心のよりどころとなる楽しさとテーマをもった空間の創出をいたします。
テーマを図書室に生かすアイデアを学校と一緒に考え愛着を持っていただき、コーディネート・改装後も成長できる空間づくりを考えます。
また、現在ある書籍を改めて分類・見直し、子どもたちが自分で貸し借りできるような使いやすく機能的な環境にします。